9月15日，宮城県仙台市上方・産業プラザにて，「宮城県ゆずり葉の会」主催（日本意識障害学会共催）の講演会で「遷延性意識障害の摂食・嚥下について〜口から食べるということ〜」というタイトルで講演いたしました．河北新報社の後援で，事前の9月9日に案内記事があり（右上），翌16日の河北新報（左）に当日の様子が載せられました．
多くの遷延性意識障害の方々が，急性期からの寝かせきりと口腔のマネジメントが不十分なために，嚥下機能自体は問題ないのに口腔構造の変化によって食べられなくなったり，嚥下機能の廃用化で誤嚥性肺炎になっている方々が沢山います．講演では，いつもの3つのキーワード（1.呼吸路の安全性の確保，2.口腔咽頭機能の賦活，3.食物調整）に基づいて解説いたしました．講演終了後にライブで診療することになりましたが，事前の情報が無いままでしたので，どこまでお手伝いできたかやや不安です．
その日帰阪し，翌日は東京有楽町朝日ホールで開催された明治栄養フォーラム「じょうずに食べて元気に長生き」で講演いたしました．
まずは，江頭先生の「おいしい笑顔は元気を引き出す」，続いて私の「ずるくて賢いあなたの口」の話をいたしました．座長の労を，栄養学の研究と臨床の第一人者である徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授，武田英二先生にしていただきました．有り難うございました．
特別講演は「元気に長生きするためにできること」のタイトルで、諏訪中央病院名誉院長の鎌田 實先生でした．私は初めて講演をお聞きしたのですが，柔らかくて面白く，でも時々涙する素晴らしい内容でした．
司会をフリーアナウンサーの山本舞衣子さんが担当されました．このフォーラムについて彼女のブログにアップされていますので，そちらもどうぞご覧になってください．
