(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鼻咽腔閉鎖不全症に起因する開鼻声は鼻栓で治すのか?????

私はもともとspeech peopleで,今でも口蓋帆咽頭閉鎖機能(velopharyngeal function VPF)の調節を基礎にした臨床や研究に最も興味を持っています.さて,speechでは,VPFは正常な構音動作articulationの獲得と表出に必要で,またvoiceの鼻音化を防止すると…

喉頭軟化症の診断とは

ブログの更新をせめて5日に1回のペースにしたいと思っている舘村ですが,なかなか上手く行きません. さて,今日診察した患者さん(3歳)です. 四肢に先天的に障害を持つお子さんですが,ある病院で生後直後に「喉頭軟化症」との診断を受けて,気管切開がな…

内視鏡検査についての追加

西別府病院のDHさんHさんからお手紙を頂きました.その中でブログの更新が遅くなってきているとのご指摘を頂戴しました.「忙しい」という字は「心が亡ぶ」と書くと教えられたことがあります.決して「忙しい」と言ってはならないので,「自分の仕事のやりか…

嚥下機能検査 横道はずれのついでに....内視鏡について.

機械を使った嚥下検査のことを書いています.今,代表的な機器を使った嚥下検査は,以前にも書いたように,アメリカでのspeech pathologyでの口蓋帆咽頭閉鎖機能の評価に関する研究の道を辿っています.内視鏡も,その一つです. Speechは,articulation(構…

egaさんのコメントを基にして....

「またまた戻る,嚥下障害」 2001年に医歯薬出版から出版した『神経科学-コミュニケ-ション障害理解のために』の原著の第二版(左下)が出版されたため,ゼムリンの解剖生理学書の翻訳が終了した思ったのに,また取り掛かっています. 今回は,一部改変と思…