(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

内視鏡検査についての追加


西別府病院のDHさんHさんからお手紙を頂きました.その中でブログの更新が遅くなってきているとのご指摘を頂戴しました.「忙しい」という字は「心が亡ぶ」と書くと教えられたことがあります.決して「忙しい」と言ってはならないので,「自分の仕事のやりかたが遅い」ためであることを恥じて,もう少し更新ペースを上げたいと思っています.


さて,前回,内視鏡画像の歪について書きました.もう少し追加したいと思います.
内視鏡は「病変の存在」を見るものであって,病変の大きさを計測するものではないと書きました.では,曲面座標系を導入して変換式を作成したら,計測できるのではないかと考えるのですが,これも上手くいきません.その理由は,『製品毎にレンズが異なること』内視鏡のタイプにより,レンズの広角の程度が異なる』ためです.


一人の患者さんにある内視鏡を使った場合,診療の度に,同じ『内視鏡』を用いて,同じ『挿入深度』で,同じ『挿入経路』で,同じ『部位』を『画像の中心に捉え』るのであれば,辛うじて,経時的な変化(ただし擬似平面的変化)は検討できるかもしれません.


内視鏡の検査も,嚥下造影検査と同様に,適用基準,評価の限界,判定保留する場合の条件が明示される必要がありそうです.


先週から,大阪府立大学保健学科での3コマ×5回のPTさん,OTさんの学生さんへの嚥下と口腔ケアの連続講義,神戸医療福祉専門学校でのSTさんの学生さんたちへの嚥下障害と歯科・口腔外科(最近は,刃物を持つ機会が少なくなり,インプラントなどの手術が専らになりましたが,日本口腔外科学会 専門医 指導医ですので....)の講義に行っております.


神経科学第二版は一次翻訳が終了し,半分量が最終原稿として訳了しました.思いの外,良いペースですが,その分ブログの更改が遅れています.


Copyright © 2007 Tak Tachimura All Rights Reserved.