(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

食品ハイドロコロイド研究会・うま味研究会公開シンポジウム

DocTak2010-06-05


先々週の土曜日はTOUCHセミナーでしたが,その直前の21日に尊敬しております食品物性研究の西成勝好先生が主宰される『食品ハイドロコロイド研究会』主催の『第21回食品ハイドロコロイドシンポジウム』に出席しました.『摂食嚥下障害のキュアとケア』についた話せとのご下命でしたので,共同研究者の河合君が行ってくれた『食品物性と口蓋帆挙筋活動』について話をしてきました.

その翌週(先週ですが),『日本味と匂学会』主催の『うま味研究会公開シンポジウム「摂食機能と味覚・うま味の関連」』に出席し,「食物物性および一口量と嚥下機能との関連」について話をいたしました.

これも軸になる内容は河合君の研究結果です.残念なことに,今のところ,軟口蓋運動が人間固有であるにもかかわらず嚥下機能の研究対象になっていません.しかしながら,この軟口蓋運動(口蓋帆咽頭閉鎖機能)を無視したまま「咽頭誤嚥」について論じているものが大変多く,口蓋帆咽頭閉鎖不全状態を改善することで咽頭期嚥下障害が改善されることを事例を挙げ,筋電図学的研究による裏づけを報告しました.


このような舌咽神経腫瘍後の症例でスピ−チエイドの変法(Swallow aid)によって対応した症例について提示します.

スライドは私が尊敬し,共同でEMGの研究をしていたThe University of Illinois at Urbana-ChampaignDr.Kuehnです.車はカローラですが,この写真の中の面白い部分に気づかれましたか?