口腔ケアの話からは飛びますが....
今週末から韓国の延世大学で開催される韓国口蓋裂学会での基調講演の演者とシンポジストを依頼されています.二回目の延世大学の訪問ですが,約10年前に訪問した折には,歯学部病院のあまりの美しさと某大学歯学部病院にも無かった素晴らしいシステム(あまりに多すぎて書ききれないですが,今でも国内ではあまり見ない医療者と患者さんの動線分離などがその例です)に,『本当に日本は進んでいるのか? ステレオタイプに「自分たちは優れている」と思い込んでいるだけではないか,いつの間にかヒタヒタと静かに追い抜かれていっているのではないか』と感じたものです.
この感覚は,初めてアメリカを訪問した約20年前,サンフランシスコからデンバー経由でアイオワ・シーダーラピッズへ向かうときに,デンバーまでの飛行機で隣り合わせになった韓国3Mのビジネスマンが,素晴らしい英語を話されていたときに持った感覚に似ています.彼の英語が素晴らしいので,その理由を聞きました.彼は『自分は経験で話していますが,今,韓国ではすべての学校でnative speakerによる英会話の授業を小学校から行なっています.10年後には,皆,素晴らしく英語を使いこなしているでしょう』と言われたことを思い出しました.
日本の感覚とかの地の人々の感覚の相違を肌で感じてこようと思っています.ケアはどうなんでしょうか?興味あるところです.
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