梅雨明けしました.
7月8日には京都言語聴覚士会の皆さんに,近著「口蓋帆咽頭閉鎖不全(医歯薬出版)」の話をさせていただきました.歯科と音声言語領域の接点である口蓋帆咽頭閉鎖機能とスピ−チエイドやPLPについての話をいたしました.
12日には「第156回食品産業研究開発懇話会(二木会)」にて「ずるくて賢いあなたの口」の話をいたしました.二木会は,日本を代表する食品メーカーの内,それぞれの主たる分野の代表1社ずつ(当日参加されたのは,味の素,伊藤ハム,キッコーマン,サントリー,日清製粉,日清オイリオ,日本水産,不二製油,山崎製パン,森永乳業,明治)の中央研究所の所長さんたちが情報交換の場として約30年前に設立された懇話会と聞いております.
2か月に1回の頻度で開催され,今回は156回目でした.日頃はライバル関係にある企業の方々が,まるで大学の同窓会のように和やかにお話しされているのを見て,なんとも大人の懇話会だと羨ましくも不思議な会でした.私は?明治さんと食品の物性や量等の感覚情報の相違に応じた咀嚼嚥下器官の調節に関する研究をしておりますが,他の企業の方々からも沢山の御質問を頂き,勉強できる素晴らしく楽しい機会でした.関係各社の皆さん,有り難うございました.
7月16日は山陰言語聴覚士会(竹内会長)で拙著「摂食嚥下障害のキュアとケア(医歯薬出版)」の話を5時間にわたりさせていただきました.
150名あまりの御参加とのことでしたが,5時間もの長きに皆さんお聞きくださいました.山陰の小京都の物静かな方々で,「大笑い」をお取りできるか心配いたしましたが,それなりに手ごたえがありました.ほっとしております.
京都の皆さん,松江の皆さん,食品メーカーの研究所の皆さん,本当に御世話になりました.有り難うございました.
写真は二木会の会場であったKKR東京(竹橋)からの雨のスカイツリーです.さすがに高いのですね,上の方は雲の中に隠れてしまっています.