(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

遅まきながら「謹賀新年」です.

DocTak2009-01-17


新年になり早17日も経ってしまいました.

長くとも2週間に一度の更新で情報を提供していきたいと思っているのですが,なかなかバタバタしていると間があいてしまいます.昨年は,コメントを頂戴しているのに,お応えできず失礼していることも多々あり,今年は改めようと思っておりましたが,早速やってしまいました.


南崎先生,いつもコメントを頂戴しておりますのに,今回(1月11日)も失礼をしてしまいました.申し訳ありませんでした.

先生のコメントの中に3つ大きなポイントがありました.

  • 「近医に往診を依頼し、当医院でVEを行っていただきました。」

素晴らしい連携ですね.これまで歯科医院の患者さんについて,近傍の医科の先生がこられるというのはemergencyやambulanceの時くらいではないかと思います.これからは,このような連携が歯科にも求められるのだと思います.

  • 「・・・・ご家族にも理解していただけました。」

歯科医院に来られる患者さんの状態について,御家族が理解されるのは,小児歯科や矯正歯科くらいではなかったかと思います.患者さんと歯科医師だけの関係ではなく,御家族にも理解していただくという当然のことがこれまでは行われていなかったことに不信感があったのではないかと思います.御家族がもっとも良い協力者になっていただけるのだと思っています.素晴らしい取組みと思います.

  • 「歯科医院に来院される患者様にも、注意すればこんな方がいらっしゃることと、こんな連携ができるとありがたいですね。」

そのとおりですね.注意する,すなわち「気付く」ということですね.そのためには,私たちが自分で「領域外」と勝手に決めつけないで,歯科医療者として「何ができるか」を常に問いながら「気配り」をすることでしょうね.


先生と同じお考えの歯科医療者,そして関連職の方々が増えるようにTOUCHも活動していきたいと思っております.



さて,今月号のTHE QUINTESSENCEが発売になりました.シリーズコラム「高齢社会と歯科医師とのギャップとは?」の今月のテーマは「第4回 傾眠状態の要介護高齢者への食事支援とは?」です.また御意見を頂戴できれば幸甚です.


全国老人保健施設協会機関誌「老健」の連載最終号は,食事支援の具体的な方法です.残念ながら枚数の関係で,「現在食事を摂っているが,リスクが高い場合の方法」に限定しました.また機会があれば,「現在食事を摂っていない方への,経口での食事開始支援」を書きたいと思います.

では,遅くなりましたが,読者の皆様,今年もよろしくお願いいたします.