残り数時間で2008年も去っていきます,と書いていたら大晦日が過ぎてしまいました.今年(昨年)は,随分と多くの方々と知り合うことができ,随分と勉強もさせていただきました.ゆっくりと過ぎ行く2008年を振り返りながら,反省して2009年につながないといけないのでしょうが,新年早々の原稿の締め切りに追われております.
今(昨)年関わった仕事の一覧を提示したいと思います.
依頼原稿
1. JOHNSからの口蓋帆咽頭閉鎖機能(いわゆる鼻咽腔閉鎖機能)の治療法に関する原稿
2. GPネットからの原稿
3. The Quintessenceからの「ケア」についてのコラムの連載(継続中)
4. 全国老人保健施設協会機関誌「老健」からの嚥下障害への対応についての4回連載
著作・翻訳
1. Neuroscience for the Study of Communication Disorders 3rd Ed.の翻訳.これは1月か2月に発刊です.
2. 嚥下障害についての著作.これは来年春頃でしょうか.
3. 鼻咽腔閉鎖機能についての成書の執筆にとりかかりました.
TOUCHの活動
1. セミナーを2回開催しました.多くの方々のご協力を頂戴しました.有難うございました.とくに大阪府,各地の歯科医師会や歯科衛生士会,そして栄養士会の方々には心より感謝しております.
2. 大阪府南部にあります市立病院と同市の歯科医師会との地域連携のお手伝いをさせていただくようになりました.
3. 私のmentorの一人であり,社員にもなっていただいております吉田 春陽先生のところを介して地域ケアに取り組んでいます.
さて,こんなことで,例年は「我が家の年末speed料理」を紹介していたのですが,残念ながら今日は御紹介できるようなものではありません.一昨日の「プレ大晦日」でのバタバタの中での「我が家の餃子」
の作り方を紹介したいと思います.
材料
A.
豚ばら
白菜-プロセッサでみじん切りにして,軽く手で絞って水を抜いておく.
ニラ-適当に小口切にしておく.
B.
ニンニクすりおろし
生姜すりおろし
粉ゼラチン
C.
塩
醤油
中華だしのもと(何でもOK)
ごま油
紹興酒
これらは匂いを嗅いでみて「美味そう」になるように適当に混ぜる.
方法
1. 豚バラをフードプロセッサでミンチにする.
2. Cをミンチに混ぜる.手でこねる.ひたすらこねると,体温で豚脂が溶けてきてねっとりとした状態になる.
3. この状態でAを混ぜる.ここで,刻み食やミキサー食に粘性を与えても嚥下困難であることが理解できます.すなわち,指と指の間から材料が逃げていきます.一塊にならなければ嚥下は難しい.
4. 最後に「粉ゼラチン」を混ぜて再度「こねる」.
包む
難しいヒダは作りません.
写真にあるようなプロセスで小龍包のようにしています.重要なのは,気密にシールするところにあります.出来上がるとゼラチンが溶けて,それなりに素人の舌をだますことができます.
では良い新年をお迎えください.