先週,全老健・中堅職員研修会でのパネルディスカッションにパネラ−として参加いたしました.「これからの老健に求められるもの」という全体テーマの下,私は「口腔ケア」を担当いたしました.他のテ-マは,「チームケア」「リハビリテ−ションマネジメント」「認知症ケア」でした.今回も,魅力あるパネラ−の先生方と仕事ができました.
司会の東 憲太郎先生も仰られていましたが,奇しくも私を含めてパネラー全員の発表に共通していたのは,「Tailor made」であるということでした.
とくに,口腔ケアについては,本当に沢山の「方法論の教科書」が出ていますが,多様な「個別性」に基づかなければ,虚しいゴールの見えない口腔ケアになります.
昨年の介護保険の改訂で,「口腔機能向上」を目指すために「口腔ケア」をすると新予防給付があるとされました.でも,本当に漫然と「口腔ケア」をしていても「口腔機能」は向上するでしょうか?
そこには,明確な評価に基づいたプログラムが必要ではないか,と思えます.パネラ−全員の共通項はここでした.「評価」「目標の設定」「tailor madeのプログラム」「再評価」ということです.
翌日のグル−プワークに興味がありましたのでオブザ−バ−として参加しました.司会の平川先生からチュ−タ−としての参加を勧められ,「認知症(身体栄養管理)」のテーブルに着きました.「1事例の今後」について9人の中堅職員の方々とbrain stormingしてまいりました.出席された中堅職員さん達が素晴らしく,熱い意見交換で,最後まで留まりたかったのですが,帰阪の便の都合で昼に退席しました.
残念.
同席の方々からは,ひたすら目の前の利用者さんのために真剣に取り組まれる姿勢が感じられました.5年程度の経験とのことですが,日ごろ施設で高い質が要求されていることやそれに対してしっかりと取組まれていることがディスカッションの中でわかりました.
そのため,「何をどう評価するか」にディスカッション3時間の内の2時間が,結果としてかかりました.
そこで簡易的に行なうスクリ−ニングの一つとして,私たちが大阪府と一緒に作成したマニュアルを紹介しました.10年経ち,そろそろ改訂が必要と思っておりますが,評価票はまだそれほど色褪せてはいないように思っていますので,同席の方々に紹介しようとしたのですが,アドレスを忘れていました.
テ-ブルF班のみなさん,お元気ですか?
お約束していました日より遅れてしまいましたが,下記します.
http://www.kenkoukagaku.jp/hoken/shikahoken/index.html
このページの中にpdfファイルの団体があります.
そこに『在宅版 咀嚼嚥下機能・構音機能障害 評価・指導マニュアル』
があります.
それをDLしていただければ良いと思います.
またいつか「事例検討」でF班の皆さんとはお会いしたいと思います.
楽しかったです.
12月8日 第1回TOUCHセミナ-進捗状況
案内状の作成にかかりました.
デザインの概略が出来上がれば,アップしますが,
その前に友人のステンドグラス作家さんに見ていただこうと思っています.