(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

口腔生理学の読み物とPDN通信

DocTak2007-01-15



一月行く,二月逃げる,三月去る,早いですねぇ.


もう新年が明けて15日も経ってしまいました.なんとなく12月から1月にかけて気分的に,間にもう1ヶ月あるような錯覚がして,仕事を年末にしていないことが多い昨今です.
そのため,随分と多くの締め切りが押し寄せております.


先月,デンタルダイヤモンド社から,我が歯学部の前口腔生理学教室教授で現松本歯科大学副学長の森本俊文先生のご下命で分担執筆しました教科書「口腔の生理から『どうして』を解く」が出版されました.子供さん,いや成人でも「何故」と思う口の機能30の疑問について,実に見事なイラストで解説してあります.私は,歴史ある世界の口腔生理学の総本山である我が歯学部口腔生理学教室の出身ではありませんが,speechとswallowingの臨床生理を専攻する門前の小僧(もう「オッサン」になりましたが)の身で,3+1本書かせていただきました.それらは,1)どうして口笛や管楽器が吹けるのだろうか?,2)どうして声変わりが起こるのだろうか?,3)どうして酔っ払うとろれつが回らなくなるのだろうか?,それらに加えてコラムで,「声で年齢や性別が判断できるのはなぜ?」を担当しました.



年末にPEGを造設されている患者さんたちへの情報新聞である「胃ろう(PEG)と栄養の情報誌-PDN通信」(PEGドクターズネットワーク発行)URL http://www.peg.or.jpに,私への取材記事が掲載されました.記事内容は守口市で吉田春陽先生と一緒に見させていただいている遷延性意識障害のKさんの一昨年7月から昨年11月までの取り組みの概括です.Kさんは脳外科手術後の意識障害のために8年間経口摂取されていなかったのですが,私たちが取り組みを始めて,昨年3月からは昼食は経口摂取が可能になり,現在はおかゆ,トマトの羹,とうふ,プリンまで食べられるようになりました.Kさんへの介入については次々回にでも紹介させていただきます.


むむ,なかなか姿勢の話に戻れない...


Komasaさん,ご主人がトマト嫌いだとのこと,申し訳ありませんでした.イタリヤ鍋の調理に修正があります.最初に湯を使うのはコンソメを溶くためだけです.トマト缶では溶けなくて「ダマ」になるためです.また,一度具材を入れて適度に青梗菜にシャキシャキ感が残るうちにチーズをかけますが,1回ずつ食するたびに新しい具材を入れて『食べる前にチーズ』お忘れなく,まさにメタボですね.宮崎県宮崎市歯科医師会の丸山会長には先日mailで「イタリヤすき焼き」なる挑戦状を頂戴しましたので,またトライしてみたいと思います.