(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

第18回 TOUCH摂食咀嚼嚥下アドバンストセミナー受付中です.

奨励賞賞状


アドバンストセミナーでは,現在お口から食事されているかどうかを起点とするフローチャートに基づいて様々な様態への対応について考えます.

お申し込みはTOUCHのHPからどうぞ.


 先週9月22・23日と倉敷で第19回日本摂食嚥下リハビリテ−ション学会がありました.今回の学会では公式の仕事も少なく,ゆったりと過ごしました.学会が設立されて約20年,参加者は5000人を越える巨大な学会になり,知り合いを見つけることさえ難しく,iPhoneで連絡を取り合う方々が,そこかしこでした.巨大化した学会が,やや「お祭り」のようになるのは常であり,オムニバスな発表が増えてきているようです.個人的には,もう少し,深掘りしたテーマで議論したいところです.


昨年の札幌での17,18回合同学会では,(一社)TOUCH,東京大学,(株)明治との共同研究による三次元口蓋センサの開発に関する途中経過を,TOUCHメンバーである河合利彦君が代表で発表しました(他の発表者 東京大学:竹井裕介先生,野田堅太郎先生,松本 潔先生,下山 勲先生,明治 外山義雄研究員,大森敏弘研究員,TOUCH/大阪大学 舘村 卓).この発表「咀嚼嚥下時の舌運動様相の3次元・時系列的解析が可能な超小型口蓋センサの開発ー液状食品を用いた試行ー」が,今年度の学会奨励賞を頂きました.昨年の優秀論文賞に続いての二度目の受賞です.


本センサーについては,いつ市販されるのかとの質問もあり,今後3機関で鋭意研究を進めていきたいと思います.