今回は午前中に希望者の方々に基礎セミナー受講のために必要な『臨床(現場の)解剖と生理』について人数限定(30〜50名)ですが約90分(10:30〜)講義しようと思っています.
この午前中の講義は職種を介護職に限定させていただこうと思っています.
1月31日に更新後,ばたばたと二月が過ぎてしまいました.
2月12日には,静岡県立大学に紙屋克子先生のもとで講義をさせていただきました.
その後,紙屋先生方と新幹線で栃木に移動し,翌13日に『リハビリテ−ション花の舎(はなのいえ)病院』で,Team KAMIYAの皆さんと久しぶりにお会いしました.
この病院に紙屋先生が,「遷延性意識障害外来」を開設されましたので,その見学にまいりました.二人再診の患者様がおられました.
そこには驚きの黒岩先生もお越しになられていました.
出しゃばりの性格で,患者様のご家族やTeamKAMIYAの皆さんとお話ししているうちに,ムズムズしてきて患者さんに介入してしまっておりました.いつもセミナーで申し上げている『誤嚥の症状』である4徴のひとつ,38〜38.5℃の発熱がないことや原始反射もないことから経口摂取が可能ではないかと判断しましたが,いかんせん経口摂取がされていなかったことで顔面表情筋や咀嚼筋群の拘縮が著しく,ストレッチが必要でした.短時間で単発の介入でしたので残念な気持ちで帰阪しました.
しばらくして親御さんがHPを探されて,御礼のmailを下さいました.
翌週,和歌山県の橋本市歯科医師会主催の講演会で『三つのキーワードで考える摂食嚥下障害』を副題にして『摂食嚥下障害のキュアとケア』についてお話ししました.歯科医師会の先生方が関連職にお声をおかけくださって,医師を含む他職種の方々にお話できました.
右上の写真は意識障害の患者さんで長期に口腔に介入されていなかった方々のお口です.共通した所見が得られるのですが,その背景については次回書きます.