5月2日に大阪大学中之島センターにおいて第4回セミナーを開催しました.
100名余りのご参加を頂戴し,今回初めてのご参加の方が65%でした.DH職が31人,看介護職+栄養士職が53人,歯科医師+医師で11人,残りが他職種(介護食製造,等)の方々でした.
いつもこのブログにご投稿くださっている南崎先生もご参加くださいました.山口から有難うございました.GWでのお休みの真っ最中の方,あるいは連休のご予定の方も随分とおられたと思いますが,新潟,福岡,鳥取,広島からもご参加いただき,重ねて感謝申し上げます.次回は11月7日(土)に行ないます.
また来年からは,以前よりご希望の多かった,職種別+実習付きアドバンスコースも予定しております.
クインテッセンス5月号のコラムは,現場でよく使われ,教科書にも頻繁に登場する「30度ギャッジアップ神話」が本当に安全であるかを「呼吸路確保に30度ギャッジアップは安全か」のタイトルで私見を紹介したものです.
口腔器官の特性から見ると,30度のギャッジアップは,長期に経過すると顎関節の拘縮,舌根沈下,下顎前歯の舌側偏位を惹起し,その結果,口腔乾燥,咀嚼運動の廃失,嚥下障害を生じます.
どのような介入であっても,それぞれの方々の状態に応じて調整するべきであり,盲目的に画一的な取組みは,それを「正しい」と信じて行なうとリスクが見えなくなるために,知識不足で恐々するよりも危険であると言えます.
まずは,病態分析ですね.