(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

無限責任中間法人 TOUCHの2007年10(5?)大ニュ-ス

無限責任中間法人 TOUCHの2007年10大ニュ-ス


2007年も残すところ10分となりました.

昨年,脳血管障害の急性期から回復期前期までの指示の入る患者さんのためでなく,遷延性意識障害認知症等で食べることや口腔ケアに御不自由を持っておられる方に向けて,case control studyやrandomized controlled trialなどではできない,いや遅すぎるケアや口から食べることの支援をしたいと言う気持ちで,法人を立ち上げました.多くの方の支援を頂戴した一方で,中身も御存じない方々から言われ無き誹謗や中傷も受けてきた1年でした.


間違ったことは行なっていないことについては,年が明けてから,改めて法人の意味も含めて説明をしたいと思っております.


さて,今年1年のTOUCHにおけるニュースを書いてみたいと思っております.


第1位 第1回TOUCH基礎セミナー開催

多くの参加者(札幌から大分まで),多くの支援者(大阪府大塚製薬工場,ウエルテック,ニュートリー,敬称略させていただきます),多くの協力者(大阪府京都府の衛生士さんたちを中心とする皆様の個人的なご好意),TOUCH社員の御協力とりわけ吉田歯科医院のスタッフの方々の協力を頂戴しました.お蔭様で成功裏に開催することができました.基礎セミナーには出版社の方々も参加してくださいました.また開催します.(12月9日参照)

第二位 ケア付きねぶたへの参加

遷延性意識障害の若者たちや障害をお持ちの方々がねぶたに参加されるのを支援しに参りました.でも,どちらかというと,お客さんになっていて,どこまで支援できたのか,はなはだ怪しいです.個人的に勉強になったのは,
鐘と太鼓は野生の血を沸き立たせて,思わず立ち上がってしまうことでした(8月9日参照).何とか使いたいものです.


第三位 TOUCHのリーフレット作成
ここまで書いていて既に新年になってしまいました.かつて子供の頃は,新年になった瞬間,なにかが起こったかのような気分で実に嬉しかったものですが,最近では淡々と過ぎていきます.さてリーフレットは,友人のステンドグラス作家末友さんに多大な御協力を頂戴しました.彼女には基礎セミナ−のチラシも作っていただきました.感謝.


第4位 意識障害学会での発表

脳外科手術後8年間経口摂取しておられなかった守口市の在宅意識障害の御婦人で,私たちがケアの立場から取り組んで,経口摂取できるようになったことの取組み概要を,守口吉田春陽先生と自分の分を発表しました.

第5位 Zemlinの解剖・生理学書(医歯薬出版)翻訳を出版.

これはTOUCHの仕事なのか?個人の仕事かもしれません.Zemlinの解剖・生理学書は原著でも素晴らしい御本で,その翻訳書が出版されました.

10大ニュースと言いながら,大きな事と言えば,上の5つくらいのもののようです.今年は,もう少し活動の幅を大きくしていきたいと思っております.