勝手に寝かせるとどうなるのか,シリ-ズを作りました.
先週,大学で当直した翌日に宮崎市で講演いたしました.
当初は30数人の参加者での講演予定だったそうですが,募集したら170余名の方の希望があり,急遽場所が変更されました.改めて,口腔ケア,摂食嚥下リハビリテ−ションが,現場で必要とされていることを実感しました.そのせいか,勢いで時間超過して話をしてしまいました.お急ぎであった方々には申し訳ございません.
その後,南国のホンワカした暖かい歯科医師会の先生方と楽しく,名物の焼酎を頂戴しながら,歓談してまいりました.
さて,前回寝かせると下顎運動はどうなるのか?ということに文章でお答えいたしました.でも,全くワカランとのご指摘を口頭で頂戴いたしましたので,今回は,またまたFigureの「彼」(そろそろ名前をつけてやらなければなりません,名前募集します)に登場してもらいます.
ごらんのとおり,重力は鉛直方向にかかりますので,後ろ向きのベクトルを持つようになります.その結果,下顎頭は後へ押し付けられます.そうすると,咀嚼するためには,「前上方」へ顎関節を動かす必要があるわけです.これは重力に逆らう運動なので,苦しい.なおかつ,重力方向は下顎は開口する方向に一致するため,口は開いてしまいます.
さて,開いている口はどんな問題を引き起こすでしょうか?
あらためての問題です.
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