読者のkomasaさんからのご質問に...
またまた私の書き方が悪くて,申し訳ありませんでした.
Komasaさんのご質問『顎関節というものは、どんな動物にもあるものと思っていました!
「ワニ」は顎関節がないのですか?では、関節ではないのでしたら、いったいどのようになっているのでしょうか?』
あります.UpしたT-rexの後ろからの観察写真をご覧ください.
あきらかに下顎枝が矮小化していると思えます.「関節」と呼ぶ構造には,一般に思われている「可動関節」以外にも,ほぼ全く動かない「骨縫合」などもその一種とされています.
肉食恐竜の関節が,私には,どうみても単純な左右の関節の中心軸まわりの回転運動だけしかしないような関節にみえるのです.すなわち,肉食動物では,噛み切って丸呑みしていると思われるのです.しかし亜脱臼する構造の関節(すなわち私たち人間も含めて)でも,その運動性が阻害されると,咀嚼できなくなり,肉食恐竜のように丸呑みしかできない食事しか摂取できないかもしれません.
そんなことを言いたかったのです.言葉足らずで申し訳ありません.
昨日は,「第6回在宅医療・看護を考える会」で「インタ−ネットを利用した口腔リハビリテ−ションへのチャレンジ」という題名で少しお話をしました.今,担当させていただいている遷延性意識障害の方々への取り組みを紹介する時間はありませんでしたが,今後の段階的なシステム構築のお話をさせていただきました.松尾 汎先生,松尾 美由起先生ご夫妻に,そして私のmentorであります吉田 春陽先生に感謝いたします.
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