今春,北野病院のF先生と御一緒に診察させていただいた秋田在住の真悟さん口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやきの咀嚼嚥下機能の更なる賦活のために,口唇プレート(右上図)を作成して先月お伺いしました.
Team秋田の皆さんの懸命のケアとリハビリテ-ションによって随分と全身的にも改善が見られていました.さらに訪問して下っている玉木歯科の玉木先生の御協力もあってプレートも上手く調整することができました.
素晴らしい食事(4月17日ブログ記事)は今も続いていましたが,F先生からも御家族やTeamの皆さんからも『もう少し咀嚼できるように』との御希望が出ておりました.
基本的なヒトの作業の特徴は『最小努力で最大効果を狙う』ことです.咀嚼するのは「咀嚼しないと食事を処理できない場合」だけです.
そこで,真悟さんには,素晴らしいお食事の中から,
- テクスチャの高めの食品を選んで,
- 短冊状に切って,
- 舌の真ん中ではなく(真中であると舌と口蓋で押しつぶして丸呑みする),臼歯咬合面と舌側縁の間に置いていただくようにしました.
咀嚼すると口唇閉鎖ができていないと口腔外にこぼれ,嚥下のタイミングが狂います.口唇プレートの効果に期待します.
翌日は,秋田から新幹線で埼玉老健協会の講演でしたが,大雨のために大曲で運航中止になり,バス旅行になってしまいました.埼玉の皆さんには御迷惑をおかけいたしました.
お待たせしておりましたアドバンストセミナーのご案内をHPに近日中にUPします.