(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

日本口腔科学会と全老健委員会

先週末はなかなか有意義であって,大変忙しい日々でした.

木曜日から日本口腔科学会での「音声・嚥下」のセクションの座長を務めさせていただきました.
発表者の方々は,昔から懇意の方々で昭和大学の一派(こんな言い方ですみません)が多く,speechと嚥下という二大口腔機能の研究を続けておられる先生方の発表でした.

audienceが少なく,口腔疾患の治療の最終目標である口腔機能の回復についてのセッションでありながら,寂しく感じました.


これは歯学教育の問題でもあるのでしょうね.歯科疾患の治療が機能回復を前提としたものであるにもかかわらず,疾患治療自体がゴールになっていることは社会には理解しがたいように思います.


驚きであったのが,前日に私たち歯科医療関係者で相互に交流する会での世話役の一人,昭和大学教授で,頸部聴診では本邦の先駆けである高橋先生から,私のこのHPをチェックしているとお聞きしたことです.こっそり黙ってチェックされておられる方から,最近カミングアウト(この使い方は正しいのか?)されることが多く,心しなければと思っております.皆さん,有り難うございます.


学会で座長をした後,博多から東京での全老健での施設運営部会の会議に出席しました.この部会のメンバーの方々からは随分と毎回勉強させていただきます.


今回は,三重県の東先生(委員長)から,「プランはある,評価もある,でも実行がない,のが今の施設での介入の現状じゃないか」,「在宅介護の概念を施設介護に適用しようとすると無理がある」等々,教えていただきました.


たった一人のケアマネージャーが100人の方のケアプランを作るのは画一的なものになってしまいがちであり,またそれを支援しようとなんらかのツールを使っても同様の結果となる,したがって,多職種で多面的に評価してプランを作り,さらに「DO」を明示しなくてはならないということに同感しておりました.


日曜日は,久しぶりに自宅にいることができました.我が家の庭もいつのまにか春になっていました.猫の額のハーブ園のブルーベリーにも可憐な蕾がついておりました.
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何回か前にnaomimamaからの御質問がありました.マンモスの下顎骨についてです.次回に考え方を示したいと思います.