(現在は使っていません)口腔機能の歯医者-DocTak舘村 卓のささやき

様々な原因による食べる,話す機能の障害に対応するための情報を提供します

Team for Oral Unlimited Care and Health 限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団 http://www.touch-sss.net/ http://touch-clinic.jp/

クイントの記事(2)

クイントを呼んでくださった南崎医師から...

最近,講演会については,主催者や関係者の方々に御迷惑がかかってはいけませんので,
載せることが少なくなりました.

ただ講演会場に向かうと多くの参加くださる方々から「ブログ見てるよ」とお声をかけていただくので,
silent majorityである方々が,私を監視されておられるのだと思い,
自制に気をつけなければと思っています.

今週日曜日(正確には来週の日曜日)に奈良で講演いたします.

さて,前回のブログに同朋である歯科医師の南崎先生からコメントを頂戴しました.
掲載いたします.

南崎(歯科医師) 2008/03/13 11:11
本当に勉強不足を感じました。クインテッセンスの記事を読むまでは、摂食嚥下の分野で認知症遷延性意識障害の方たちにまで歯科医師として支援をするという試みはなされてないと思っていました。実は、私の父が認知症でかつ、最近、逆流性の誤嚥性肺炎となり入院しております。私が細々と口腔ケアをしております。歯科医師として、無力な私は本当に情けなく思っておりました。先生の試みは非常にすばらしいと思います。父の介護をする私ばかりではなく、閉塞状況の歯科界にも、大きく光がさしてきたように思えます。これからも、いろいろと情報をお伝えください。本当にありがたい方が、歯科界におられて心強く思います。


南崎先生,お父様の御介護,お疲れ様です(これが適切な言葉か不安です).富田林歯科医師会と大阪府との合同の講演会でも,会員の先生のご父君が認知症になられ,先生が食事を何とか経口でとの思いで介護されておられる先生ともお話させていただく機会がありました.


私は,疾患治療を行う少々古い概念の日本の医師では,このような人々は救えないのじゃないかと思っています.
歯科医師が疾患治療医学という概念での目標を脇に置いて,ケアの立場から歯科を見ると,施設から在宅まで多くの人々にさせていただけることは山ほどあると思っています.


残念なのは保険点数を決める方々が判っていないので,厳しいことですね.

南崎先生,基本は僅かなことですので,気張らず,気負わずに御介護なさってください.
私の友人であり,その心意気に男として(少々古くて臭い)惚れております福島の老健施設生愛会(http://www.seiaikai.jp)の施設長である本間先生(歯科医師です)は,介護の極意を『気付き』であると看破しております.


今日,私は,守口にあるK病院の介護療養病棟認知症の松井さんと,彼が認知症になる前に扱っていた高高度のクレーーン車の重機について話をしながら,義歯の調整をしました.